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1分足バックテストの落とし穴:手数料だけを見込んだバックテストが、存在しない利益をつくり出すしくみ

2026年10月13日公開

取引所の手数料だけを差し引いた場合、私たちの1分足バックテストは年率数万%のリターンを出しました。取引ごとに1ティック分のスリッページを加えると、そのほとんどが消えました。その利益は、最初から存在しなかったのです。

制作について:コード、リサーチの実行、そして本文の初稿は、運営者の指示のもとでAIアシスタントが作成しました。すべての判断は運営者が行い、数値も運営者が確認しています。売買はすべて模擬取引(ペーパートレード)で、価格は実際のものですが、実際のお金は使っていません。ここに書かれている内容は投資助言ではありません。

観察された結果

1回の取引につきUpbitの手数料0.05%だけをかけると、1分足のウィリアムズ%Rの設定の中央値は、年率+53,042%のリターンになりました。1回の取引につき手数料に加えて1ティック分をかけると、同じ設定は資金をすべて失いました。足が長くなるほど、この差は縮まります。

足水面より上(手数料のみ)水面より上(手数料と1ティック)年率の中央値(手数料のみ)年率の中央値(手数料と1ティック)
1分足36.0%4.9%−58.5%−100.0%
3分足58.3%6.2%+7.2%−94.2%
5分足35.7%2.7%−2.6%−44.4%
10分足50.5%6.3%0.0%−30.5%
15分足81.5%34.2%+10.4%−5.7%
30分足80.8%54.6%+9.2%+1.5%
1時間足89.4%73.6%+15.1%+7.0%
4時間足83.4%80.6%+29.1%+22.3%

なぜ起きるのか

取引所での取引は、必ず最良買い気配(ビッド)か最良売り気配(アスク)のどちらかの価格で成立します。1分足の終値は、その1分間の最後の約定価格にすぎないため、ビッドとアスクのどちらになるかは、ほぼ偶然で決まります。価格が128ウォン、ティックが1ウォンのコインでは、両者の差は0.78%です。私たちのデータでは、連続する1分足のリターンの自己相関は−0.42でした。終値がビッドだった次はアスクになりやすく、その逆も同じです。

ダウンティックのあとに「終値で」買い、「次の始値で」売るバックテストは、実質的にビッドで買ってアスクで売っていることになります。計算上は、取引のたびにスプレッドを稼げてしまいます。ウィリアムズ%Rのような売られすぎのルールは、こうしたダウンティックを見つけるのにうってつけです。実際の取引では、成行注文はアスクで買ってビッドで売るため、スプレッドは利益ではなくコストです。

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落とし穴の見抜き方

残ったもの

1ティック分のコストをかけると、1分足の設定のうち利益が出たのは4.9%でした。2期間テストに合格した設定の最良は年率+50%でしたが、その6か月間は、同じコインを持ち続けるだけで年率+513%になった期間でした。持ち続けた場合を上回る設定は、1つもありませんでした。時間足別の結果と、自分のコインで確かめられる呼値(ティックサイズ)計算ツールもご覧ください。

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