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暗号資産のADX:シグナルではなくフィルター

ADXが強いトレンドを示し、かつ価格が平均線より上にあるあいだ保有すると、4時間足では6設定のうち5設定で利益が出ましたが、最良でも年率+16.1%にとどまり、2期間テストに合格した設定はありませんでした。ADXは、ほかのシグナルに対するフィルターとして使うほうが役に立ちました。

仕組み

Average Directional Index(ADX)は、トレンドの強さを0から100の値で測りますが、方向は示しません。20から25を超えると、通常はトレンドが出ていると読みます。方向を持たせるため、終値が同じ期間の指数移動平均線より上にあることも条件にしました。

テストした内容

すべての設定を、Upbitの韓国ウォン建て市場で、1分足から4時間足までの8種類の足の長さで実行しました。対象は大型の12コインで、期間は2024年1月から2026年10月です(5分足と10分足は2025年1月以降、1分足と3分足は2026年4月以降で8コイン)。シグナルは足の終値で判定し、次の足の始値で約定します。現物の買いのみで、各コインに同額を配分します。どの取引にも、Upbitの手数料0.05%と、1ティック分のスリッページがかかります。その結果、インジケーター単体の設定が6通り、さらにその中の上位の設定にフィルターまたはエグジットルールを加えた組み合わせが0通りになりました。方法論の詳細。

設定と足の長さ別の結果

各セルは、全期間のコスト控除後の年率リターンです。枠線のあるセルは2期間テストに合格したものです。前半の期間と後半の期間のどちらも年率+10%以上で、後半の期間が前半の期間の半分以上を維持していることが条件です。

コスト控除後の年率リターン(%)

海面(0)はコスト控除後の損益分岐です。青は水面より下、緑から茶色は陸地を表します。

コスト控除後に水面より上だった設定:4時間足は6中5、1時間足以下はなし。2期間テストに合格した設定はありませんでした。

設定1分足3分足5分足10分足15分足30分足1時間足4時間足
ADX(14)が20より上、かつ終値がEMA 14より上−100.0−100.0−100.0−100.0−100.0−98.8−86.1−11.1
ADX(14)が25より上、かつ終値がEMA 14より上−100.0−100.0−100.0−100.0−99.9−95.5−73.7+1.2
ADX(14)が30より上、かつ終値がEMA 14より上−100.0−100.0−100.0−100.0−99.1−87.1−58.2+9.3
ADX(20)が20より上、かつ終値がEMA 20より上−100.0−100.0−100.0−100.0−99.8−94.2−68.3+4.7
ADX(20)が25より上、かつ終値がEMA 20より上−100.0−100.0−100.0−100.0−98.3−82.2−49.9+16.1
ADX(20)が30より上、かつ終値がEMA 20より上−100.0−100.0−100.0−99.2−91.7−63.6−30.5+11.9

わかったこと

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よくある質問

暗号資産の売買でADXはどう使えばよいですか?

トレンドが強いときだけ別のシグナルで売買できるようにするフィルターとして使い、単独のシグナルとしては使いません。単独では、4時間足でもほとんど利益になりませんでした。

エクスプローラーで見るこのインジケーターのすべての設定:4時間足 1時間足 30分足 15分足

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